6月3日

書名が確かではないが、「物理が見えると世の中が見える」とかいう本を読んだ。おおげさな題名だが、軽く読みやすい内容の本で、以前の版を手に取ったことがあったのか、ラグビー選手がぶつかりあうときの力学は読み覚えがあった。ぶつかりあいは体重があったほうが有利で、衝突までに動いてそれをおぎなおうとすると、ばてやすい、とか、サッカーやラグビーなどスポーツを心・体・技に分けると、日本のスポーツ選手は心と技は遜色ない、としている。体重と身長は相関するので、身長の国際比較をしたり、日本人の身長の伸びは、とまりつつあるのか検討したりしていたと思う。身長国際比較では、イギリス人なんかを抜いて、オランダ人は高身長であった。筆者は、日本人のカルシウム摂取量が低いので、まだ伸びる余地があるかも、としていた。
私見だが、カップルの身長差は男性の身長のほうが高くないといけないとか、女性がスポーツなどして少しでもウエイトを増すことを女性自身がきらうとか、ロリコンの男性が幼女の代替として小柄でかわいい感じの大人の女性を選ぶとか、の価値観が多様性の一環ではなく多数を占めてしまうと、次世代のスポーツなどのパフォーマンスの低下を招く気がする。少なくとも、高身長や元気な女性が余り、もったいないと思う。この点、海外と異なるのではないか。
生物の個体の大きさと同じ原理があてはまっているのか、どうだか、少なくとも北半球では緯度が高い所ほど、人間の身長も高めらしい。北の国のうち、ウォーラーシュタイン氏が氏の説の上で世界史上の覇権国と説いた三ヵ国、オランダ・イギリス・アメリカは、背が高めだ。南半球の寒い地方の身長は高くないのだろうか?ローマは太陽が活動周期上活動期にあり、農業生産高などが高いときに栄えたらしいが、それほど身長は高くなかっただろう。栄養状態は、やはり相当影響するのか、大恐慌時代に子供時代をすごした、第二次世界大戦期のアメリカ兵の平均身長などの値が残っているが、この統計が正しいのなら、今のアメリカ人の印象とはかなり異なる。それから、現代はファテライザーの影響はどうなのだろう。
日本が今より平均身長が低いころ女性に理想の女性の身長等をアンケートした結果と不思議とぴったり同じ数値にまで、あるときの平均値が達したのだそうだが、それ以降はアンケートや社会調査など、とられているものなのか。
ニワトリが先か卵が先か、サブカルチャーが先か願望が先か?はわからないが、ともかく日本の女性マンガのキャラはたいていやせている。伝統的な少女マンガのキャラはともかく細い。ダイエット願望ともつながりそうな話だ。男性マンガは、多様だが、幼く見える女子が出ているものに流れている価値は、当然、纏足やナブコフの小説の価値観とも違うと思う。日本マンガファンの人は、世代が進むと全体にやせて小さくなる?わけはないか。まさかね。

2011年11_3
ラ ジオなどの マス コミで、この時 期 ア フリカを扱 って いるものが、少し 聞かれた。ユー ラシアや アジ アではなく、ア フリ カを見ろ、派 兵にもフ ォローミ ー ッ、とい うプロ パ ガンダでも始まったのか?