2010年12月29日

国家間における平和的手段はどこまでか。戦略的使用が可能な手段は、すべて非平和的手段となりうるのか。もし平和的手段によって国益を増すために活動をするには、戦略を考えてはいけない、となるとそれはおかしいとも感じる。

国民、主権、領土・領海・領空が国家の要素とされるようだ。国民は増やそうとするならば、増える。

実は、領土問題以外に、アメリカに領空をとられていることに気づかされないようになっている。ところで、横田空域のそのさらに上空の宇宙空間は、公的な空間として日本の衛星を置いてもいいことになっているのだろうか。

合法的に日本の土地を購入する海外の資本について、30日のNHKの地上波の番組の放送があった。現行制度では、土地の所有権が認められない国の資本家の方が、日本の土地を金融業界の代理人を通じて買っていた。番組では北海道の土地を香港の資本家が買っていた事例で、本人まで辿っていって取材していた。また、日本の土地所有者の方が売りたがっている面も報道していたが、荒れた土地を売却しても、森林が活性化されるとは限らない、という含みももたせていた。日本が短絡的に排外的な外国人土地購入法整備をすればいいというものではないだろう。金融レジームのコーディネーションというのはどうなっているのだろうか。