2011年6月6日

「プレジデント」誌に軍 人 将 棋 がおまけでつくという。かそけき、わずかな萌しだが、今後どうなるのだろう。

マ ーケティ ングの理論、なぜか和訳されにくい欧米の戦略理論書の公 理、戦史、統 計や数 学...、これらを振り翳したり、耽溺したりする以外に、良質のシミ ュレ ーションも、世界から、日本人が渉猟して習得するべきだ。

たとえ有名大学の学者、キャリア公 務 員、大 企 業の 経 営 者の人であっても、シ ミュレ ーショ ンに関し素人なら、我々の国を良い方向に向けてくれるのは、やはり他のたぐいの人たちなのか、と思ってしまう。シ ビリ アン・ コント ロ ールの実際とも、一部通底する。

日本の意思決定者のご高齢の人たちの世代にとっては、軍 人 将 棋 は懐かしいのでしょうか。大人用の、紙でできた商業出版シ ュミ レー ションの作成件数が多いアメ リ カでは、1980年代に流行したので、現代ア メリ カの中高年の白人イ ン テリ業種層のうち、若い頃さんざんシ ミ ュレーションを対局した人もけっこういる。ユ ダヤ系ア メリ カ人のシミ ュ レーシ ョン・デ ザ イナ ーもヒット作を創った。最近ではコ ン ピュ ーターが商業出 版シ ミ ュレーシ ョンを取り込んでいるが、裁量のパ ラメー ターが多いこともあろうが、良質なシミ ュレ ーションである程、対C P U対局では、人の優位となっており、コンピュー ターに追いつかれてはいないと思う。