2011年8月20日

雨 の 曲とい えば、他に 例 えば、元ち とせ 氏の「恵 みの 雨」が思 い浮か ぶ。こ ちら はデ ジ タル シン セ の不 解 決 感の上に、この 声 質と唄 い 方が 載っ ており、曲 の最 初からし め った 感 じがあ って、曇 天への雨 ご い が、歌 詞 等からも 組 みあ が っている。曲 が 進 み、やや 忘れ たころ?に、繰 り返さ れる新 しい旋 律 形が現 れて、曲 の中に 雨 がふる。ちな みに、ラ ジ オ放送サ イズのポ ップ スに準 拠し たくら いの短 い曲で、や や忘 れた ころに曲 のテー マがや って くるといえば、最 近聞 いた ものでは、ガ イ ガ ー カ ウ ンターをテ ー マ にし た テ クノが思 い浮 かぶ。

あ くま で音 色の 比 喩であ って、乾 燥状 態の 楽 器の鳴 りの 良 し悪 しと は関 係な く、主 観 的描 写として、バ イ オ リ ンの音 は標 準、または、乾 燥した音 色で、二 胡 の音 はコ モッとし け った、泣 くよ うな音 色に感 じ る人がい るなら、そ の人 は元 氏の声 質に湿 気を感 じる だ ろうか?他 曲 や民 謡 曲では こ んな風に は思 わな かっ たのは、な ぜだ ろうか。

さ て一 方、「雨 にぬ れ ても」のほ うは、時 代か ら して、デジ タ ルデ ジタ ルした 音 色 は聞 こ えてこない。少 しか さか さした 弦、あ たた か めのベ ース 、りき まず に聴 く者を 軽 やかに させ るホー ン、普 通の 唄 い方 だが、潤 いと広 がり のある男 性ボ ーカ ルが 、ア レ ン ジ上、中 音の伸 び たのが よく 響い て聞 こえ 、全 体として、湿 ったよ う な音 色ではな く、乾 燥 した、あた たか い音 色を 多く 組み 合わ せて、雨 が歌 わ れる。少 しおど けたよ うに 動 いた り停 まっ たりす ると ころは、「雨 に 唄 え ば」の小オ マー ジ ュかと 訝 し がら せて く れるが、な んと いっても この 曲 のよ さは、その い ざ な わ れ感 にあ ると 思う。