9月20日

日本人をどのような人種のブレンドによって継続していくかは程度の問題。人種構成がゼロ・ベースから作りなおされることは、まずないだろうから、あるものに作り足されていくようなものか。

個体ではなく、集団における同一性への配慮と多様性への配慮は、両極の間の、あるところで決めざるをえない気がする。しかし、それは正直な政府であるという仮定が含まれており、政治的責任をのがれたいから、なすがままにされる可能性だってある。

ある時代で、日本人の人種構成を、半島・大陸・南方・北方・ポリネシア・その他に、遺伝子のサンプルから分別し、それに沿うような帰化比率を決めて、憲法よりも硬性な、ずっと変えづらい法制定をする、というのはどうか。価値観への配慮は折衷案だが、実施方法が過激すぎるか。

このブレーン・ストーミングにおける、帰化比率が多くなったグループの人たちは、やがて、政治的な多数決権を行使できる主体になりうるから、ブレンディングが進む数世代までは法を変えないように決めるのも、決める自由であるとは思う。

雑に言って、政治や法で人種について決めてはいけないとなると、混血の人ががぜん有利だとか、人種の混血がカッコイイという価値観が正義のごとく思われがちだ。ブラジル人はよくわからないが、アメリカ人には日本のような、相対的には人種の近い集団をうらやましいと思っている人だっていると思う。

日本人も、個々人が、若いときつきあうのは多くの人種の人とつきあうが、子をもうけるのは人種的に近い人とだけだ、と、そう思う人が自分に関してはそのように行動すればいいだけ、とも言える。ここにおける「自分」の周縁に関してだが、娘に、ちょっと紹介したい人がいるの、と、きりだされた最近の日本の母親において、男の収入と人種、どちらが価値判断の基準の上位か。

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2012-02-20
この次期に、なぜか、Voice of Russiaに、1980年のコンピューターへの誤入力、および、1993年の衛星の作業トラブルによる誤りを契機とした、核戦争の危機についての小記事が、最近の情勢との関連などまったく述べずに、記されていた。

しかし、その理由は、これかもしれない。スタックスネットを使ったイランへの攻撃があったようだと、VofRの記事を見た後、別のネットのニュースで読んだ。


<イラン情報省>1万6千台のコンピューターがウイルス感染 
2012-02-19 04:17:17 | イラン情報省高官は約1万6千台のコンピューターが「スタックスネット」というコンピューターウイルスに感染したと述べた。イラン国内にあるコンピューターを指すのかどうかや、感染した時期など、詳細は不明。ファルス通信が18日伝えた。
 スタックスネットは、イランの核開発を遅らせるために米国とイスラエルが共同開発した可能性が高いとされる。