11月11日

電車の中でベトナム戦時期のタイガー・パターンの迷彩服を着ていた人がいた。第二次大戦末期にあったとされるライバー・マイスター・スキーム、光とかげ模様迷彩に、黒の入り方が似ていると思った。
うちに帰ったあと、タイガー・パターンをこう、あらためてみてみると、ライバー・マイスターのパターン中の黒は、少し垂れたような感じになっているところが違う。この垂れ模様が、すこしやけになっているような印象さえ醸し出している気がするのは、読みすぎか。まあ、たまたま似ただけかもしれない。
タイガー・パターンが用いられたベトナム戦は、統計をとったアメリカ軍によると、友軍側からの射撃、フレンドリー・ファイアに起因する被害がすごく多かった戦いだったようだ。相手にいくばくかの迷彩効果を与えることができても、味方にはわかってしまう。
第二次大戦末期、ベルリンの動物園から動物が出てしまったとの記述があるので、もしこれに虎が含まれていたら、走りまわっているときに、虎はライバー・マイスター迷彩を見て、自分に似たデコイか何かかと思ったりしただろうか。
11月も2週目に入ったが、そういえば今年は寅年だったような気がする。

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2012-04-11
ほんの冗談だが、「現代日本コーポラティズム史観序説」などという本でも編まれるのなら、読んでみたい気がする。