11月19日

イラクでの民間軍事会社所属の、兵器を装備したような“警備員”や、アメリカ国内での荒れた警察官の話で、思い出すのは、映画になった「ロボ・コップ」のドラマツルギーの背景・社会設定だ。コケージアンとしても顔色が青白い、真面目で仕事好きで、愛妻家で、統制の執れた暴力を肯定してしまい、あれこれ拡散したことには興味がわかない、ドイツ系アメリカ人の警察官、といったイメージが勝手に浮かぶ。世の中には善良な警察官のかたも多くいてほしいものだ。そういえば、ターミネーター型番T-1000は警官という設定だった気がする。

軍隊では、国外の敵地では、たとえ国内では違法なことを行っても、それが仕事であり、勲章をもらえるやもしれない。組織的営為全般に散見する、ゆるく制御された暴走、その利用である。国外や、国内の統治を強めたい地域等で、軍隊隊員や諜報部員等に認めている超法規や権限愉悦を、警察や、民間企業の儲けで動く兵士近似の警備員に認めていいものなのか?

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2012-04-19
炉がなんらかの爆発をした後では、いまさら国有化といっても、企業側の保身や、周囲の利権の配分を、国がオブラートに包むという所作にしかすぎないのでは、と感じてしまう。