11月13日

「昭和史」、この「「2 ワシントン体制」の時代」の章は井上勇一氏というかたによる著作。印象部分を要約・引用する。

要約や引用
「「2 ワシントン体制」の時代(一)(1)」
二十六頁
第一次大戦が総力戦となり、一般市民に惨禍がおよぶにいたり、戦争の引き金となった同盟・協商外交そのものについての大きな反省が生じた。1919年のパリ講和会議は、ウィルソン大統領が戦時中に提唱した、秘密外交の廃止、国際的平和機構設立などの十四か条を基礎として討議が進められた。
二十七頁
国際連盟の創設を決めたパリ講和条約は、ヨーロッパにヴェルサイユ体制を創出し、ここに多国間外交の時代の幕をあけさせたが、アメリカの呼び掛けでワシントン会議が開催された時、その新外交の波は太平洋を越えて東アジアにも押し寄せることになったのである。」
要約や引用この項では以上

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2012-04-13

アーケード・ゲームで、名前をすっかり忘れていたものがあったが、ミサイルコマンドという名だと判明。ジャギッド・ラインが画面に出てくる、モニター然とした色あいも懐かしいような、年代ものだが、そこそこよくできている。冷戦が終わったはずでも、今日この頃の日本ではちょっと複雑な心境で眺められうる作品だ。2次元の御伽の世界ではあり、技術体系も違うのだろうが、現在の日本のイージス艦の数もたまたま3艘。逆に、ここに出てくるものを、現実、そのやや先の世界に敷衍すると、爆風の拡散を考慮したEMP弾や、スマート・ミサイルあたりがちょっと気になる。ネタばれでもないだろうが、面が進めば、状況により、全滅を回避するために守る都市と捨てる都市を瞬時に選ばなければならない場面にも出くわすかもしれない。ピコピコ2次元とはいえ、そういう場面が作られうる、というのは、考えようによっては深い内容だ。不作為か決定か、ゼロサム回避、攻守それぞれの意識されづらいリソース...。この作品の3次元バージョンは作られていないらしい。


ミサイルコマンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

『ミサイルコマンド』(Missile Command)は1980年にアタリが発売したアーケード・ゲームである。固定画面のシューティングゲームで、弾道弾迎撃ミサイル(ABM)を模したゲームである。
トラックボールで照準の移動を行い、画面下部の両端と中央に設置された3つの砲台基地に割り当てられた3ボタンで迎撃ミサイルの発射を操作し、画面上部から降って来る敵ミサイルを破壊する。迎撃ミサイルは、砲台基地毎に発射数が決まっている。3つの砲台の間には都市が計6つあり、全て破壊されるとゲームオーバーとなる。
迎撃ミサイルは、ボタンを押した時に照準が合わさっていた位置に向かって飛んで行き、その位置まで達すると爆発(自爆)し爆風が発生する。敵ミサイルが迎撃ミサイルの爆風に巻き込まれると、誘爆して更に爆風を巻き起こす。難易度が上がってくると、基地の残弾よりも敵ミサイルの方が多くなってくるので、精密な射撃に加えて敵ミサイルの出現パターンに合わせた誘爆テクニックの習得が必須となる。序盤は無駄弾を撃っても余裕があるので弾幕を張ることで練習していくことができる。
ステージが進むと、敵ミサイルの降って来る数と速度が増す。また敵ミサイルには、分裂するものや移動する敵から放たれるもの、迎撃ミサイルをある程度よけるものなどがあり、ステージが進むと徐々に難しくなる。