2010年12月18日

ノーベル賞受賞者に祝辞を述べる、アメリカ議会の決議案というのがあり、ロン・ポール議員が反対票を投じた。そのときのスピーチのすばらしい和訳を掲載されている方のブログがあり、いい話だと思うので引用いたします。


議長、私は、この決議案には反対いたします。
合衆国議会の議員として、中国政府に対して、国内政策を指示するのは、私たちの職務ではないと信じているからです。言うまでもなく、私は、最小政府と個人の自由を唱える者として、個人たちを、その政治的見解によって投獄することは、支持しませんし、ただ不人気な見解を持っているために、どこかで拘束されている人は、それは、アメリカで拘束されている人も含めて、誰でも、釈放されるべきであると信じています。ノーベル平和賞の受賞者に祝辞を述べる、何も論争にならないものであると偽って宣伝する法案の中で、ちょっかいを出す干渉に対して、私は、反対しているのです。

国家主権を強く信じ、世界政府の権威という考えに反対している者として、私は、特に、この法案の中で述べられている、「人権の侵害は、一般的に・・・他の政府たちの正当な関心事である」という意見には、反対します。

その考えは、1999年のセルビアでの「人道的」空爆のような、おぞましいものを作り出す秘訣であり、現在の破滅的なアフガニスタン占領を維持したいと思っている者たちによって利用されています。少なくとも、一部は、人道主義的な触発を受けた、独裁者の転覆として売り込まれた、アメリカのイラクに対する攻撃のような干渉から、私たちに分かるように、時々、その「治療法」は、その病気よりも悪いのです。特に、干渉が原因で死亡した人数と、取って代わった政権に実際に殺害された人数を数える時には。

アメリカ政府が、厄介と見なす漏れた機密情報の公表を検閲しようと必死で試みて、悪魔呼ばわりして、その情報の公表者、ジュリアン・アサンジの起訴、もしくは、さらに悪いものを要求している時に、この決議案が、「中国政府に対して、劉暁波ノーベル賞受賞を報じるメディアとインターネットの検閲の中止と、劉暁波に対するその中傷運動の中止を要求」していることは、皮肉に思えます。

不干渉主義のアメリカの外交政策のために、私は、それゆえ、この決議案に反対しなければなりませんし、諸外国の国内問題にちょっかいを出すいかなる干渉にも反対し続けます。

この決議案に対する投票、反対票は1票だけだったが、棄権が31あったのは考慮に値すると思う。なんだか、アメリカ議会での沖縄ありがとう決議の事を思い出した。

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2012-05-18
アメーバにブログを見に行った。ふつうに数万人?もブログをやっている。
ページの数を増す必要でもあるのか、行間の改行の空白がすごい広い。自分撮りはカメラ、顔あたりの位置だと頭でっかちに映るから、足腰あたりの位置がいいのでは。