2010年12月20日

食糧供給に対する世界貿易や、エネルギー供給に対する原発といういくらかのリスクはあるものの、現代の日本の人口保持力は高く、気候変動へも、正しい情報や分析があれば、高い調整能力が、相対的にあると思う。

近代の日本は、戦争や戦略ではおろかであった。しかし、百万人単位では国民を餓死させておらず、この点では、欧州・アフリカ・南米・中国と対比をなすそうだ。

静止人口ならぬ、静止人種構成という妥協案で帰化率を決めるなどして移民を受け容れ、静止人口を目指すか、日本という”家”を世界の中に国としてべつに残さなくても世界には多くの他国という家があるからいい、とするのか、移民も現在同様、大幅には受け容れないけれども、人口を増やしたほうがいいというなら、現在の社会慣行を変えるか、その他の案か、折衷案か。

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2012-05-20

板垣氏を引用

1988年9月3日、竹下登首相が東京と大阪の証券取引所に日本初のデリバティブ「TOPIX日経平均株価先物取引裁定取引)導入。ソロモン・ブラザーズメリルリンチが、大商い。サーキットブレーカーをセットしておらず、40兆円が米国に流出し、バブル経済が崩壊。小沢一郎官房副長官竹下登首相に「ストップ」を進言するが、拒否。小沢一郎官房副長官は、竹下登首相に「あんたは、国賊だ」と抗議する。ここから、小沢一郎官房副長官は、新党をつくって、自分たちがサーキットブレーカーをセットしてみせる」と決意。

ところで、いわゆるバブル期の期間は、Wikipediaによると、それは1985年ころから、1990年または1991年あたりという。バブル崩壊時期がいつかという論争に興味はないが、それとは別に、崩壊要因としては40兆円のアメリカ流出は大きそうだ。

また、最近はゴールドマンサックスの話題をよく読むが、バブル期のソロモン・ブラザーズメリルリンチの話が扱われていた。経済が良い時期でも悪い時期でも、従属構造―独立した2国でもない、併せて1国でもない―があるかぎり、同様か。昨今の日本企業の事件発表にぴったり時期をあわせて得をしたのではないかという外資の解説もネットに載っている。重要なのは、バブルかそうでないかよりも、従属構造が続くか否かである。バブルの経済的な分析は正しいとして、政治的には、バブルを悪役として納得するから、従属構造に眼がいかないという、その分析の副作用もある。パラダイムが変わっていない人が、従属構造が続くか否かよりも、好経済かそうでないかを重視するのは、問題を再生産、続かせる遠因か。そしてパラダイム変化には...。

さて、期間に話をもどすと、この期間を無理矢理、邦楽ポップスでいうと、バンドの他の曲に関心はないが、安全地帯氏の横浜スタジアムライブのアコギとエレキの掛け合い構成のインスト曲、”ワンナイトシアター”が、夜空にビリビリと嘶いたあたりから、EPO氏の、さらさらとした”ある朝風に吹かれて”に街がひたったあたりまで、ということか。