2011年2月19日

「インザ・スペース」という曲をスペクトラムとダンスマンとで聴きくらべてみた。
スペクトラムは、豪華なホーンと、音数はそんなに多くなくてもリズムのねばりを出すべースの上に、裏声調でかん高い男性ボーカルが重なる。いい声とかそうでない声とかいうより、アレンジ全体の個性がいいし、型ができている。かん高く、ある意味静かな声がゆっくりと、轟音の上で吟謡し、みやびな感じさえする。
ダンスマンのは、いろんなパートがめりはりをつけずに弾きすぎていると思う。ダッと多くのパートが多い音数でぎっしり、というゴージャス感がダンスマン的だけど、やっぱり一人目のベースの方のように、ミュルミュルウリウリ、ミュルミュルブリブリとベース弾いてほしかった?

2010年1月16日初出