10月20日

ここで、“劣化しない”を“ネオテニー的で老化しづらくみえる”に、“いうことをきく”を“男性が不当に優先される社会で育った思考をする”、と置き換えると外国人が日本人女性に求める女性観に似ているのはどうしてか?

さて、子供は人間なので、停滞した日本社会のアクを吸って、成長して変化し、やがて老化する。だいたい子供は人間自体で、かつ、大人のように契約をかわして、いうことをきく-きかせる関係にないのに、いうことをきかせようというのが、そもそも教育エゴで視野がくもっている。

ペットは、共感するけれど、ずっと間違えるほどは人間に似ていないし、言葉が通じて人間と同じ知能があったときほどの、衝撃はないだろう。ところで動物側の話だが、動物行動学の実験でデコイに鳥が気づいたとしたら、その鳥は衝撃を受けているものなのか。

人形も、緻密に人間そっくりであっても、人口知能がともなわないと、ロボットほどの衝撃はない。

腹話術は横に立っている人間のエゴが、むしろふだんより大きく感じられる。もし、精巧な人形を遠隔操作して、その人形に、遠くの人間が話している声をそのまま出させたら、スタンド・アローンで人口知能がともなっていなくても、リモコンやラジコンの人形となり、アニメ好きや声優好きと構図的には似ている。そうでもない?カスミとかいうマンガで、転校してきた女子高生が腹話術の人形だというのがあり、ややマイナーなテレビ局で、それを実写ドラマ化もしたらしい。

        • -

2012-03-20

ASEANで国際鉄道線やダムが構想されているそうだ。
領有権争いが、煽られるどころか、未然防止されているのは、外交が当たり前に自立している証拠か。



<孤立する東京>
 マレイシアのマハティール元首相がぶち上げた東アジア共同体構想を、ワシントンのブッシュ前政権はずっと水をかけてきた。それに屈した東京では、霞が関も、特に当時の小泉政権も関心を示そうとしなかった。
 ASEANプラス3(日本・中国・韓国)は、しかしながら東アジアの注目を集めて止まらなかった。経済大国の地位を確保した中国は、陸地で結びついているASEANとの経済連携は願ってもない発展と安定を約束するものだから意欲的に取り組んでいる。
 東京も鳩山内閣誕生のもとで羽を伸ばしたのだが、ワシントンは普天間問題をこじらせて同政権を崩壊させてしまった。続く菅内閣、そして野田内閣はワシントンに屈服して、東アジア共同体をお蔵入りさせてしまった。
 そうした不甲斐ない東京をしり目にASEANと中国は、東アジア共同体に向けての動きを加速させた。道路やダム建設などインフラを充実させているのだ。
 南沙諸島の領有権争いにもASEANは、外交ルートを作動させて未然に抑制させる。タイとカンボジアの遺跡をめぐる騒動でも威力を見せている。自立共同体としての力を内外に誇示するかのようだ。
 この新たな潮流に日本は主導権を発揮すべきなのだが、やっていることはワシントンの手先に徹して中国けん制に躍起となっている。中国のみならず韓国の成果は、直接に日本を利するというのに、である。
 さしずめ孤立する日本である。日本外交は相変わらずワシントンの指令のみで動いて、自立していない。そんな中で〜