2010-11-14から1日間の記事一覧

11月13日

「昭和史」、この「「2 ワシントン体制」の時代」の章は井上勇一氏というかたによる著作。印象部分を要約・引用する。要約や引用 「「2 ワシントン体制」の時代(一)(1)」 二十六頁 第一次大戦が総力戦となり、一般市民に惨禍がおよぶにいたり、戦争の引…

11月14日

第一次大戦発生の原因を、同盟・協商外交にもとめる意見は、英国の覇権に反対するためはないかと思う。抽象的・理想的には、全世界で、国民国家制度や、国家同盟制度を廃止すれば、国家間の戦争は減少するのであろうか。国民国家制度に関し、独逸が強化され…

11月15日

ウィルソン氏の十四カ条は、その第一条に「秘密外交の禁止」を掲げており、これも英国の覇権に反対する内容だった。十四カ条を制定したのは、ニューヨークの資本家達の組織であり、この組織が第一次大戦後にCFRとなったそうだ。特段、親英派に肩入れするつも…

11月16日

十四カ条の第一条は、秘密外交の禁止であって、秘密諜報機関の禁止ではなかった。ネットで検索すると、英国SIDはクリミア戦争時には既にあり、MI6は1909年に設立、露西亜官房第三部は1826年に皇帝官房内に設置され、チェーカーは革命直後の1917年12月20日に…

11月17日

「図書」誌2010年11月、岩波書店、この中に、「ボワソナードの「日中朝三国同盟」献策」という記事があり、読んだ。 法制史がご専門のかたの記事であり、序の部分に「過去を振り返るということは、「人間が歴史の進路を動かせるという可能性」を探り、それを…