2011年6月2日

現代日本に勘案すれば、ここでも、大 企 業コーポラティズムや法 人の新 陳代 謝不 足等が、教育や職業選抜の出口付近に位置する。これらのシステムは、敵や味方といった白黒の塗りわけよりは、遥かにグラディエーションが微細な問題・ケースの蓄積だとは思うが、映画「メイト リッ クス」中の“メイトリッ ク スというシステム”に関する台詞がネットにあったので、引用する。

「ネオ、メイト リッ ク スというのはシス テムだ。そのシステムは我々の敵だ。しかし、その内部に入りこんで、あたりを見回すと、何が見えるだろう? ビジ ネ スマン、教 師、弁 護士、大 工 。我々がまさに救おうとしている人々の心だ。だが、我々が救い出すまでは、これらの人々は依然としてそのシステムの一部だ。それで彼らは我々の敵になっているのだ。こうした人々の大半は、システムから切り離される用意が、まだできていないことを、君は理解しなければならない。そして、彼らの多くは余りに慣らされ過ぎていて、絶望的なほど、このシステムに依存しているために、彼らはそのシステムを守ろうとして闘おうとするのだ。」