2011年6月3日

電 子 マネーは、電 子的記録が消えてしまうリ ス クはあるが、個人がカードや携帯で持ち運ぶ 電子 マネーは 実 用 化 されている。

通常の買い物は支払いでどこにお金が流れたか記録が一回で蕩尽されるべきである。しかし、例えば、チャ リ ティーなど、使途を決めた支払いは、次の支払いまでタグがついてトラ ッキ ングできるようになると、ためこみや目的外使用がわかるはずだ。

また、あの人もこれを買ってるらしい、というモノの売り方はあっただろうが、購買層の属性データからこんな人がこれを買ってる、というのが追加的な調査などなしに判るのか。

商品フェ テ ィシ ズム論や人間 疎 外論の正否は別にしても、ある商品に電 子マ ネ ー用タグをつければ、オークションでなくとも、付加価値が幾度に亘って、いくらづつ、誰から来たお金で、騰がってきたか、履歴がつけられ、商品への対価の電 子 マネ ーのほうにも、電子的に履歴がつけられ得る。

商品の流行り廃りの波も電子的に、お金の属性の流れの面からも記録できるようになるだろう。特に、人工的な維持が可能で、再生産が容易で、従来”高付加価値”とされてきた商品、例えばプロ グラ ム、デジタル楽曲ファイル、電 子 書 籍などでは容易にできそうだ。